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青春のシンボルと言われる思春期のにきびがおもに皮脂の分泌過分によってできるのに対し、大人の女性に発症するにきびは皮脂分泌に加え食生活や体質、加齢、ストレスによるホルモンバランスの乱れが大きな原因となっています。
仕事や人間関係によりストレスがかかると男性ホルモン値が上がり、皮脂分泌を過分にしてしまいます。 皮脂分泌が増えると、ホース状の毛穴の内圧が上がってふくらんでしまいます。 その状態でいつまでも皮脂が詰まっていては大変なので、細胞はリパーゼという酵素を生産して皮脂を遊離脂肪酸という酸に分解します。 遊離脂肪酸に分解されれば詰まっていた脂はなくなり内圧が上がることはなくなりますが、遊離脂肪酸の毒性のために皮膚を刺激して破壊してしまいます。 また遊離脂肪酸は、皮膚に存在するリンパ球を活性化して、活性酸素を産出してしまいます。 活性酸素の刺激で皮膚が炎症を起こし、赤にきびへと進展するひとつの原因になります。 炎症を起こしたにきびは、皮膚の深い部分にある真皮層の機構まで破壊してしまい、にきび痕が残りやすいトレンドがあります。
つまり、大人のにきびは皮脂の分泌過分を動機に発症する、活性酸素の病気と言えそうです。 皮脂分泌を抑え、活性酸素を消すのに有効な成分として、ビタミンCやフルーツ酸、油溶性甘草エキスなどが挙げられます。 またストレスに負けないように神経細胞を活性化させるビタミンB群もにきびには有効です。 これらの成分は、効き目がおだやかなので、体質を整えるつもりで摂取するとよいでしょう。
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