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鼻のあたまにできたポツポツを指で押して、ムニューッとアブラのかたまりを抜いた経験のある人はどれくらいいるのでしょうか。 経験した人はわかると思いますがが、アブラのかたまりが長く抜けると結構心持ちが良く、くせになってしまう感覚ですね。
このムニューッと出てきたアブラのかたまりこそが、角栓です。 角栓とは、皮脂腺から出てきたアブラと、古くなった角質細胞が毛穴の中で合わさったものです。 角栓があるだけでは炎症は起きませんが、にきびの原因になることもあります。
この角栓、自分で押し出すことは皮膚にダメージを与えたり、ばい菌が毛穴に入る可能性もあるため一般的に良くないとされています。 しかし、皮膚に雑菌が入らないように衛生面に注意して行なえば大丈夫、という意見も皮膚科医のなかではあるようです。
無事な角栓の取り方というのがあり、それにはまず角栓をやわらかくしておく必要があります。 日頃から化粧水や美容液をつけたり、お風呂でやさしくマッサージするなどして角栓を柔軟化させておきましょう。 角栓が固いままでは、押し出すときに余計な力がかかり、肌を傷つけてしまいます。 十分に角栓がやわらかくなったら、木綿を狙った角栓の両サイドに置くか、指にガーゼを巻きつけるかします。 さらに付け加えるならば両指で角栓を押し出すようにV字に圧力をかけます。 慣れてくると、皮膚が赤くならない程度の力加減がわかってくるでしょう。 2〜3日に1度のペースで行なうと、徐々に毛穴も目立たなくなり、にきびの予防にもなるでしょう。
さらに言い添えるならば、赤く腫れたにきびがあるときには控えてください。 赤いにきびを刺激すると、活性酸素が放出されさらに悪化してしまいます。 炎症を伴ったにきびがあるときは、セルフケアだけで対処しようとせず、皮膚科医の診断を受けてください。
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