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男性型脱毛症をカバーする手段のひとつとして植毛があります。 また人工毛を使った植毛と自毛植毛の2通りがあることもお話しました。 ここでは現在、より安全性が高いと言われる自毛植毛について、その手術法を紹介したいと推察されますが。
植毛術にはいくつかの手段がありますが、現在付加的にも一般的なのは「遊離植毛術」と呼ばれる手段です。 この手段ではまず後頭部の頭皮をブロックとして採取します。 それを毛包単位に細かく分け、1株ずつ脱毛部分に移植していきます。 最近では自毛植毛の機器も発達し、メスを使わない手術法が行なわれています。 これは細いチューブを使って後頭部から1mm以下の単位で髪の毛をくり抜くように採取し、直接移植部分に植え込む手段で、後頭部の傷が99%残らない点と移植毛の生着率が高い点が優れていると言えます。 移植毛も採取してから植え込むまでの時間が短い方がしっかり定着する可能性が高くなるのです。
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この他、ティシュエキスパンダー法という手段もあります。 これは髪の毛のある部分の皮下にシリコンバッグを挿入し、そこへ生理食塩水を徐々に入れてふくらませ頭皮を伸ばし、ゆとりのできた頭皮で脱毛部分を覆う手段です。 瘢痕性の脱毛症によく用いられる手段です。
植毛のイメージとしては、重度のやけどを負った時などにその皮膚を切り取って別のところから皮膚を移植する医療と似ていると推察されますが。 自分の頭皮から摂取できる髪の数には限りがあるため、自毛植毛は生え際などの比較的狭い範囲をカバーするのに適した手段と言えるでしょう。
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